破砕機とは

破砕機とは、対象物を切断破砕する機械の総称を指します。廃棄物や採石などを目的の大きさにまで細分化することでき、産業廃棄物処理施設などで、広く活用されています。一般的に使用される破砕機としては、一軸方式や二軸方式、ハンマー式などがあり、ここでは、処理後の対象物の大きさの違いがそれぞれの特徴となっています。

一軸方式の仕組みとしては、回転刃に対象物を押しつけ少しづつ削り取っていく方法となっており、20~70mm程度の粒度調整に適しているためにバイオマス発電施設や製紙会社の固形燃料成形装置の前処理、また、機密書類処理などに多く利用されています。

二軸方式は、ハサミで切るように破砕をしていく方法となり、大型対象物の減容処理やさらに細かくしたい場合の前処理として利用され、ハンマー式では破砕よりもさらに細かく砕く場合に用いられています。